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2023.09.10
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介護事業者必読!介護職採用強化ブログVOL.11 経営者から見える景色と、現場から見える景色は全く違う

経営者から見える景色と、現場から見える景色は全く違う

以前、介護事業者の事務局で仕事をしていました。
日々、経営TOPに指示を仰ぎながら、次々に仕組みを提案・構築し、現場に展開していました。
新しい仕組みを全社に展開する際は、現場の意見を事前に念入りに確認しました。

「経営の視点では、こんな課題がある。こんな仕組みを導入出来ないか?」

「現場ではこんな事が起きている。手間だが導入するならやるしかない。」

このような会話を繰り返し行なっていました。

何故繰り返し行なうのか?それは経営者の視点と、各施設の視点を互いに理解して頂くためです。
信頼関係が無ければ、新たな取組みは成功しません。
当時は施設管理者とのコミュニケーションを非常に重要視していました。

コミュニケーションを軽視して、強引に物事を進めると失敗しがちです。
どんな障壁があろうとも、全社一体となって進めなくてはならないのです。

コミュニケーションの方法とは?

コミュニケーションに特別な手段は不要です。
飲み会、喫煙所での相談、各施設を訪問してみんなと会話、定例会議での打診や相談、様々な場面を活用して現場とのコミュニケーションをとります。

役職が上であったとしても立場は下、もしくは対等です。
「互いにこの職場を良くしよう!」という目標を掲げて打合せをします。
上から目線で現場を訪問したところで本音を引き出す事は難しいです。
「現場の皆さんをサポートするのが事務局の仕事です」のようなスタンスがお薦めです。

まとめ

経営者から見えた景色だけで様々な改革を全社展開すると、反発が起きやすいです。
現場の意見を集約し、誰もが納得出来る論理やストーリーまで落とし込んでから、経営者へ提案、現場へ相談する事によって成功確率が高まります。

詳細についてご興味があればお気軽にお問い合わせ下さい。
https://kaigo-keiei-labo.jp/contact/

介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにてブライダルマーケットの営業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:離職率5割削減、採用単価3万円、人材紹介・人材派遣0、人材紹介会社費用の9割減、利益率4倍等。