異業種から参入する際に気を付けなければならないこと
介護業界への異業種参入は今や珍しくはありません。
一方で、参入がスムーズにいかないケースは多々見受けられます。
他業態と同じ方法では壁にぶつかるケースが多いです。
管理者は介護職、看護職それぞれに合わせたマネジメントが求められます。
知識よりも人間力。人を動かす力が必要です。
また介護の現場は十人十色。様々な経験値を持った他職種でコミュニケーションを取ります。
人件費率は約60%から70%。人材マネジメントこそが企業経営の肝となります。
理由なき改善は必ず現場の反対に合います。愚痴や不満は日常茶飯事。
これが現場の日常です。
でもみんな暖かい心の持ち主です。ご利用者様のことを真剣に考えて地域に貢献しています。
介護職、看護職に気持ちよく働いていただく環境作りこそが経営者の最大のミッションです。
介護事業のマネジメントに必要なものは?
介護事業には介護事業にあったマネジメントが求められます。
現場の意識を高め、売上・利益を上げる。
これを実現するためには、以下のポイントが重要です。
・誰に対してどのようなメッセージを発信するか?
・どのような仕組みを取り入れるか?何をKPIとするか?
これらの交通整理が経営者の重要な役割となります。
一般的なビジネスの成功モデルを介護事業に当てはめることは危険です。
様々なノウハウを介護事業向けにアレンジする必要があります。
また、介護事業の成功事例を柔軟に取り入れることが成功への近道です。
まとめ
大きなテーマを選択してしまいました…私自身も異業種から介護事業へ転職し、感動、感激、反省、様々な経験をして来ました。
一番大事なことは介護事業、介護職、看護職を愛し、リスペクトすること。これに尽きると思います。
この業界が日本を代表する産業になる日まで誇りを持って仕事に邁進したいと思います。
詳細についてご興味があればお気軽にお問い合わせ下さい。
https://kaigo-keiei-labo.jp/contact/
介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにてブライダルマーケットの営業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:離職率5割削減、採用単価3万円、人材紹介・人材派遣0、人材紹介会社費用の9割減、利益率4倍等。