自社ホームページを中心に戦略を描く
今後の採用強化において最も重要なツールは自社ホームページです。自社ホームページが弱いと全ての施策にマイナスの影響をもたらします。まさに主戦場であり1丁目1番地です。ここに予算を投下せずに、他のメディアや人材紹介にコストを投じるケースが多々見受けられますが、非常にもったいないと言わざるを得ません。結果として終わりなき採用費の増大に繋がります。
ハローワーク、Indeed、求人ボックス、その他採用系メディア、社員からの紹介他、様々な流入経路から求職者が御社を知る事になりますが、多くの方がホームページをチェックします。ホームページの印象が悪かった場合、そこで検討が終わる可能性が高いです。
人は比較検討する生き物です。転職時にはホームページも比較対象となります。仮に3社が応募対象だった場合、1社が勝ち、2社は負けます。非常に厳しい戦いです。もし御社が圧倒的にホームページで勝利していれば、採用という戦いで圧倒的有利となります。すなわち圧倒的に優れたホームページを制作すれば、中長期のスパンで勝ち続けることが可能です。WEBマーケットは特に「ウィナー・テイクス・オール」の傾向が強く出ます。WEBにおける「勝者」は勝ち続け、「敗者」は負け続けます。自社ホームページを作成する際は、競合となる法人・施設の分析を行い、そこに勝利することを前提として制作する必要があります。競合分析を怠ったホームページで採用を成功させる事は不可能です。
社員紹介制度等においても、自社ホームページは大変重要です。友人を誘う際、自社のホームページに乏しいコンテンツ(低品質の写真、ありきたりな言葉)しか無ければ、入社意欲にマイナスの影響を与えてしまうでしょう。
自社ホームページは24時間365日、一日も休まずに最高のPRをしてくれる最高の社員です。不平、不満も一切言わず退職もしません。中長期の視点で採用を強化するためには、まず自社ホームページから採用戦略をデザインして下さい。
尚、サイト制作においては「デザイン」「エンジン=内部SEO」という2つの指標が重要です。全て内部制作が可能な能力の高い会社を選定しなくてはなりません。ここは改めて詳しく解説いたします。
※上記は2022年高齢者住宅新聞に寄稿したコラムを一部加筆修正したものです。
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介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにてブライダルマーケットの営業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:離職率5割削減、採用単価3万円、人材紹介・人材派遣0、人材紹介会社費用の9割減、利益率4倍等。