news
お知らせ

2023.06.06
News
 

今だから見つめてみよう、自身のメンタルヘルス

~新型コロナウィルスと共存するメンタルヘルスケア~

2021年1月13日 writer 木村

新型コロナウィルスとメンタルヘルス

新型コロナウィルスが世間に出始めてから1年が経とうとしています。
介護現場では未だ医療用マスクや防護服などの資材もなく、感染予防対策が十分にとれないまま対応を余儀なくされています。緊張感と不安感のある生活のなか、まさに“非常時”が続いている状態でメンタル的にも大きな負荷がかかり続けていることは間違いありません。
いよいよ国内でもワクチン接種開始との希望観測がある中でも、一体いつまでこのような我慢を強いられるのか、先の見えない「しんどさ」を抱えているのが現状で、「コロナ鬱」という言葉も聞かれるようになりました。

では、この状況でどのように生活をしていくのか?

介護職の方は職業柄、奉仕の精神が高く自己犠牲が強い傾向にあります。そして強い使命感のもと感染予防に徹し、ひたむきに仕事に向き合ってきた結果、自身を過剰に追いこんでしまっていた…そんな職員さんも多いのではないでしょうか。
気持ちが張り詰めている間は自分がどれほどのストレスにさらされているか気づきにくくなっていることがあります。気づいたときには「心も体も疲れ切ってしまった…」ということも。取り返しのつかないことになる前に自分の心身の疲労度、ストレス度を確認しておきたいところです。まずは「自分の状態に気づくこと」から始めてみましょう。
では、一日の終わりに心身のチェックをしてみましょう。

【こんな状態になっていませんか?】

・眠れない、眠りが浅くなっている
・食欲が落ちていないか、あるいはいつもより食べ過ぎていないか
・頭痛や腹痛など、いつもと違う身体の不調がないか
・イライラしていないか
・気持ちが落ち着かず、仕事に集中できなくなっていないか
・意欲がわかない                     など

これらの症状は心と体からのSOSと捉え、ご自身に“休息”を与えてあげてほしいと思います。仕事をお休みすることはなかなか難しいかもしれませんが、ちょっとした工夫を取り入れながらストレスケアに取り組んでみましょう。現状での制限された生活のなかでも実践しやすいものを挙げてみましたので、この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか?

【仕事から自分を切り離す方法】

〇仕事とプライベートを分ける

・オンオフを場所で分ける
自宅に仕事を持ち帰らない、仕事関係の書類を決めた場所に置き視界に入らないようにする、など
・ルーチンで切り替える
日常の行動で仕事からプライベートモードに切り替え、リラックスモードを作り出す
帰宅してすぐ入浴する、部屋着に着替える、温かい飲み物を一杯飲む、ストレッチをする、など

〇プライベートを充実させる

・自分の好きなことをする(好きなことをみつける)
・リラックス空間をつくる
・現実逃避の時間をつくる

〇SNSや携帯(スマホ)からちょっと離れる

職員のみなさんは施設利用者やそのご家族にとっても、施設にとっても必要不可欠な存在ですが、何よりみなさん自身が大切なのです。そして、セルフケアの際にはぜひ、ご自身を労ってあげてください。
「あなたは本当によく頑張っているね」と

自分の身は自分で守りましょう
みなさんが愛する人のために
みなさんが大切にしている利用者のために
何よりご自身を大切にしてください

こんな時だからこそ自身のメンタルヘルスケアを見つめ直し、ともに困難を乗りこえましょう!

 

介護企業様のメンタルヘルスサポートをしています。

お気軽にお声がけ下さい。

■初回相談無料
■連絡先 info@kaigo-keiei-labo.jp
■担当 五十嵐