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2026.03.13
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介護施設の「人が辞めない職場」とは?採用が強くなる“無理ゼロ設計”とAI活用

介護施設・介護事業の採用相談で、よく聞くのがこの言葉です。
「うちは人間関係は悪くないんです。でも辞めるんです。」

結論から言うと、人間関係が良くても辞める職場は存在します。理由はシンプルで、無理は続かないからです。
どれだけ雰囲気が良く、仲が良くても、業務量やシフトに過度な負担があれば、離職は止まりません。しかも介護業界は、有資格者の採用難が続く中で、一人の退職が現場に与えるインパクトが大きい。だからこそ「辞めない職場」は、採用の前に“職場設計”で勝つ必要があります。


人が辞めない介護施設の定義:無理をしなくても育ち、働き続けられること

私が考える「辞めない職場」の定義は、次の一文です。

無理をしなくても育ち、働き続けられる介護施設(介護事業所)であること

ここでいう“無理”は、根性や努力不足ではなく、仕組み(構造)として発生している負担です。特に介護施設では「いい人」「頑張る人」ほど背負い、静かに限界を迎えます。


介護現場に潜む「無理」4タイプ(採用にも直結します)

無理の種類 介護施設で起きがちなこと 起きる結果(採用への影響)
時間の無理 休憩が取れない/残業が常態化 疲弊→欠勤→退職→求人増
業務量の無理 人員配置と業務が釣り合わない ミス増→クレーム→離職
役割の無理 主任・リーダーが何でも抱える 中堅が育たない→採用依存
感情の無理 クレーム対応が一部に集中 対人疲労→離職の連鎖

採用活動(Indeed、ジョブメドレー、SNS)を強化しても、現場に“無理”が残っていれば、採用しても定着しない状態になります。つまり、採用の成果を最大化するには、定着の土台=無理を減らす設計が必須です。


「みんなのことは大好き」なのに辞める――介護業界で起きるリアル

ある介護事業者様が、強い熱量でこう話されました。
「みんなのことは大好きだよ、と言いながら辞めた職員がいた。あれが忘れられない」

このケースは珍しくありません。辞める理由は人間関係ではなく、

  • 夜勤や連勤の偏り
  • 休憩未取得の積み重ね
  • 一部職員への業務集中
  • 相談できる導線の欠如
    といった“無理”の累積であることが多いのです。

介護施設の離職対策は「現場の無理を吸い上げる仕組み」から

ポイントは、会議で「大丈夫です」と言われる職場ほど危ないこと。忙しい現場ほど、本音は出ません。だから、仕組み化(DX)が必要です。

1)“無理”を数値で見える化する(KPI設計)

  • 残業時間(部署・個人の偏り)
  • 休憩取得率(「取れている前提」が危険)
  • 欠勤・遅刻・早退の推移
  • 夜勤回数・連勤の偏り
  • インシデント/ヒヤリハット件数

※KPI=重要指標(現場の状態を数字で把握するためのもの)です。

2)声を拾う導線を作る(匿名×短時間)

  • 月1回:1分の“疲労度”パルス調査(匿名)
  • 週1回:ユニットごと「困りごと3つ」回収
  • 退職面談だけでなく、在籍者のショート面談(10分)

ここまでなら、紙でもできます。ですが、介護施設の現場負担を増やさず継続するなら、AI活用が強力です。


AIに強い介護施設へ:離職を減らし、採用を強くするAI活用5選

① 相談・困りごとの「自動要約」と「分類」

現場の声(テキスト・音声)をAIで要約し、
「シフト」「業務量」「人間関係」「教育」などに自動分類します。
管理者が“読む・まとめる”時間を減らし、改善に時間を回せます。

② シフトの偏り検知(“無理”の早期発見)

AIは、夜勤回数・連勤・休憩未取得などの偏りを検知しやすい。
「辞めそうな職員」を当てるのではなく、辞める前に“負担の偏り”を潰すのが実務的です。

③ 新人教育(OJT)の標準化:介護手順を“AIマニュアル化”

よくある属人化が「教え方」と「申し送り」。
AIでマニュアルを整備し、質問に答える“社内Q&A(ナレッジ)”を作ると、教育コストが下がり、中堅の負担が減ります。

④ 採用の一次対応をAIで高速化(応募対応の取りこぼし防止)

Indeed等の応募が来ても、返信が遅れると離脱します。
AIで返信文の下書き・面接案内のテンプレ化を行うだけで、応募対応のスピードが上がり、採用率にも直結します。

⑤ 退職リスクの“兆候”を拾う(サインを見逃さない)

  • 欠勤・遅刻の増加
  • 希望休の偏り
  • 相談内容の変化
  • 業務量の急増
    こうした兆候を“点”ではなく“線”で見るために、AIで記録を整理すると強いです。

採用(Indeed・SNS)を強くするために、まず「辞めない職場」を作る

介護施設の採用は、求人票のテクニックだけでは勝てません。
採用市場が厳しいほど、求職者は「続けられる職場か?」を見ています。

  • 無理が偏っていない
  • 相談できる導線がある
  • 教育が仕組み化されている
  • 応募対応が速い(採用オペが整っている)
    この状態が作れると、採用は明確にラクになります。さらに、AI・DXを入れることで、管理者の負担を増やさずに運用できます。

まとめ:離職は“人”ではなく“構造”で起きることが多い

人間関係が良いのに辞める。これは、介護事業ではよく起こります。
だからこそ、次の問いを持ってください。

  • 現場の無理は、どこに溜まっているか?
  • それを吸い上げ、改善に回す仕組みはあるか?
  • AIで“集計・要約・偏り検知”を省力化できているか?

CTA(ご相談窓口)

「雰囲気は良いのに、なぜか辞める」
「採用を強化しても、定着が追いつかない」
この状況であれば、無理の所在を“見える化”し、AIも活用して改善の優先順位をA4 1枚に整理できます。
必要でしたら、現場負担を増やさない形で、介護施設向けに設計してご提案します。お気軽にご連絡ください。

介護経営総合研究所 代表|五十嵐 太郎(Taro Igarashi)

介護業界唯一の「DX・AI・採用・経営」ワンストップ・シンクタンク

介護現場のデジタル化(DX)からAI導入、採用戦略の再構築、そして実務運営の改善まで。点ではなく「線」で経営をサポートする、日本で唯一の介護経営コンサルタントです。机上の空論ではなく、常に現場に寄り添い、結果にコミットする「実践型」の支援を展開しています。

💡 主な実績と「選ばれる理由」

圧倒的なスピード感と、他社には真似できない「具体的な成果」が私たちの強みです。

  • 採用コストの大幅削減: 年間で約2,000万円の採用費削減に成功。

  • 人材不足の解消: わずか半年で職員のフル充足を実現。

  • SNS採用のパイオニア: Instagram運用を支援し、業界では珍しい「SNS経由での優秀層の獲得」を実現。

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🎤 教育・啓蒙活動(セミナー・講演)

「AIが変える介護の新常識」「採用力の強化とWEBマーケティング」などをテーマに、様々なセミナーへ登壇。最新のテクノロジーと介護経営を融合させた知見を発信し続けています。

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