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事例紹介

2026.02.16
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採用
 

人手不足でも「人数合わせ採用」はしない。介護事業は“採用が9割”

「とにかく人が足りないから、まずは誰でもいいので採用したい」
——この気持ちは、介護現場を知るほど痛いほど分かります。

しかし結論から言うと、人手不足の時代だからこそ“人数合わせの採用”はやめた方がいいと、私たちは強く考えています。
理由はシンプルで、介護事業は極端に「人」に依存するビジネスだからです。

そして実感としても、経営が安定している法人ほど、口を揃えて言います。

介護事業は、採用が9割。


「一人の採用ミス」が現場を壊す理由

介護現場は、チームで回す仕事です。
利用者様へのケア品質はもちろん、申し送り、記録、シフト、緊急時対応まで、すべてが連動しています。

だからこそ、もし「合わない人」が入ってしまうと、影響はその人一人に留まりません。

  • 周囲がフォローに回り、負担が増える

  • 小さな不満が増え、空気が悪くなる

  • 優秀な職員ほど疲弊し、離職の引き金になる

  • 結果として、現場の生産性とケア品質が落ちる

よく言われる 「悪貨は良貨を駆逐する」 という言葉がありますが、介護現場では本当に起こり得ます。
“1人採れた”のに、結果的に“2人辞めた”という話は決して珍しくありません。


「採用で妥協しない」は、苦しい時ほど徹底すべき

人が足りないときほど、採用の基準を下げたくなります。
しかし、苦しい時ほどやるべきは逆で、基準を下げずに、採る確率を上げる仕組みを作ることです。

採用で妥協しない、というのは根性論ではなく、経営判断です。

  • 採用ミスは、離職・クレーム・残業・教育コストとして必ず跳ね返る

  • 採用の品質が上がれば、定着し、紹介が生まれ、現場が安定する

  • 現場が安定すれば、稼働率や加算取得にも波及する

つまり、採用は「コスト」ではなく、経営のレバーです。


もし“悪影響を及ぼす人材”がすでにいるなら

「採用の話は分かるけど、今まさに現場にしんどい人がいる」
このケースでは、採用と並行して、マネジメントが必要になります。

ポイントは2つです。

1)良い人材を“守る”ことを最優先にする

  • 負担が偏らないように業務配分を調整する

  • 相談窓口を明確にし、孤立させない

  • 管理職が“見ている”状態を作る(放置しない)

2)問題行動への対策は「曖昧にしない」

  • 注意・指導の基準を言語化する

  • 事実ベースで記録し、指導のステップを踏む

  • 感情ではなく、職務・ルールとして扱う

ここを曖昧にすると、頑張っている職員ほど報われず、組織の信頼が崩れます。
介護は優しさが重要な仕事ですが、組織運営は“優しさだけ”では回りません。


「採りたい人材」を採るには、今の時代“デジタル”が前提です

転職活動はスマートフォンが当たり前になり、求職者は次の順で判断します。

  1. 求人を見つける(Indeed等)

  2. 会社名で検索する(公式サイト・Google・SNS)

  3. 「ここで働くイメージが湧くか」を確認する

  4. 迷ったら、情報が多く“安心できる方”を選ぶ

つまり、採用はすでに “デジタル上の比較競争” になっています。

ここで問われるのは一つです。

御社が求める人材が「ここで働きたい」と思える情報を、良い品質で出せていますか?

出せていないなら、採用の努力が足りないのではなく、採用広報(オウンドメディア)が未整備なだけかもしれません。


いま介護事業者が取り組むべきは「採用のオウンドメディア化」

採用を強くするには、求人媒体の出稿だけでなく、次の資産を積み上げる必要があります。

  • 採用ページ(職種別):条件ではなく“働く価値”が伝わる

  • Instagram:職場のリアル・人・雰囲気が分かる

  • Googleビジネスプロフィール:口コミや写真で信頼を補強

  • 導線設計:見学→応募→面接までのステップを短くする

これは一度作って終わりではなく、継続運用で“採用できる状態”を作る取り組みです。
その結果、ようやく「妥協しない採用」が現実になります。


まとめ:人手不足の時代ほど、“採用の質”が経営を決めます

介護事業は人です。
そして、人を増やすこと以上に、“誰を迎えるか”が未来を決める業界です。

  • 人手不足でも人数合わせ採用はしない

  • 悪影響を放置せず、良い人材を守る

  • 採りたい人材に届くよう、デジタル上の情報発信を整える

  • 採用は、経営の最重要テーマとして腰を据えて取り組む

もし今、
「採用は頑張っているのに、思った人材が来ない」
「採用ミスが怖くて踏み切れない」
「デジタルで何から整えればいいか分からない」
という状況であれば、一度“採用の設計”から整理すると、一気に視界が開けます。

当社では、介護事業者様向けに 採用DX(採用サイト・Indeed・SNS運用・導線設計) をまとめて支援しています。
必要があれば、現状を伺った上で「最短で効く改善ポイント」を整理してご提案いたします。

介護経営総合研究所 代表|五十嵐 太郎(Taro Igarashi)

介護業界唯一の「DX・AI・採用・経営」ワンストップ・シンクタンク

介護現場のデジタル化(DX)からAI導入、採用戦略の再構築、そして実務運営の改善まで。点ではなく「線」で経営をサポートする、日本で唯一の介護経営コンサルタントです。机上の空論ではなく、常に現場に寄り添い、結果にコミットする「実践型」の支援を展開しています。

💡 主な実績と「選ばれる理由」

圧倒的なスピード感と、他社には真似できない「具体的な成果」が私たちの強みです。

  • 採用コストの大幅削減: 年間で約2,000万円の採用費削減に成功。

  • 人材不足の解消: わずか半年で職員のフル充足を実現。

  • SNS採用のパイオニア: Instagram運用を支援し、業界では珍しい「SNS経由での優秀層の獲得」を実現。

  • 現場再生と稼働率向上: 離職間際だったスタッフの意欲を劇的に改善し、デイサービスの稼働率を大幅に引き上げ。

  • プロフェッショナル集団: 各分野のスペシャリストがチームを組み、質の高いソリューションを多角的に提供。

🎤 教育・啓蒙活動(セミナー・講演)

「AIが変える介護の新常識」「採用力の強化とWEBマーケティング」などをテーマに、様々なセミナーへ登壇。最新のテクノロジーと介護経営を融合させた知見を発信し続けています。

  • 直近の登壇実績: CareTEX名古屋2025 セミナー講師 120名以上の来場(2025年12月)

  • 講演依頼: 現在、外部企業・団体様より月1回ペースで定期的にご依頼をいただいております。

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