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2026.01.21
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撮影の段取りで「経営状態」が丸わかり?100箇所以上の施設を撮影して感じた、伸びる施設の共通点

こんにちは。介護経営の現場を全国、特に関東から愛知にかけて走り回っている中で、ここ数ヶ月、ある「異変」とも言えるほどの状況に直面しています。

それは、「採用・広報用の写真撮影」のオーダーが止まらないということです。

昨年10月頃から現在にかけて、訪問した施設はゆうに30から40施設を超えました。関東地区を中心に、近隣のあらゆる介護現場にお邪魔し、シャッターを切ってきました。おかげさまで、仕上がった写真には「ここまで現場のリアルで良い表情が撮れるのか」と、非常に高い満足度をいただいています。

しかし、これだけ多くの施設を短期間で、かつ同じ「撮影」という切り口で横断的に見ていくと、ある「残酷なまでの共通点」が見えてきたのです。

今日は、カメラのレンズ越しに見えてきた、介護施設の「ガバナンス」と「経営状態」の密接な関係についてお話しします。


1. なぜ今、プロによる「撮影」が殺到しているのか

まず、なぜこれほどまでに撮影の依頼をいただくのか。その背景には、介護業界における採用戦略の劇的な変化があります。

これまでの求人媒体のように、文字情報を並べるだけの時代は終わりました。求職者(特に20代〜40代)は、言葉以上に「視覚的な直感」でその職場を選別しています。「この人たちと一緒に働いて、自分は笑っていられるか?」という問いに、一瞬で答える力が必要なのです。

そのため、私のチームでは「徹底的に良い写真」を追求しています。素材サイトから拾ってきたような、どこかで見たことのあるモデルの写真ではなく、その施設で実際に働く人たちの「体温」が伝わる写真です。

しかし、ここで面白い現象が起きます。

同じプロが、同じ機材を使い、同じ情熱を持って撮影に臨んでも、施設によって「取れ高(良い写真の量と質)」に圧倒的な差が出るのです。


2. 撮影協力体制が「100%」の施設が持つ、目に見えない力

訪問した施設の中で、特に印象に残る「良い施設」には共通した特徴があります。

それは、社員の方々の撮影協力体制が、ほぼ100%であるという点です。

通常、介護現場でカメラを向けるとなると、「私はちょっと……」「顔出しはNGで」という声が一定数上がるものです。もちろんプライバシーへの配慮は不可欠ですが、伸びている施設は、そもそもスタッフの皆さんが「誰を撮っていただいてもいいですよ!」という、非常にオープンで明るい雰囲気を持っています。

なぜ、そんなことが可能なのか。

それは、管理者やリーダーが、「なぜ今、撮影が必要なのか」という目的を現場の末端まで浸透させているからに他なりません。

「自分たちの施設の魅力を伝え、新しい仲間を迎えるために、みんなで協力しよう」

この一体感がある現場では、撮影は単なる業務の一環ではなく、「自分たちの誇りを形にするイベント」に変わります。

こうした施設では、撮影の段取りが驚くほどスムーズです。誰をどの順番で撮るか、業務の合間をどう縫うか。現場のガバナンスが適切に機能しているため、混乱が一切ありません。


3. 「笑顔の質」と「経営指標」の相関関係

カメラを通してスタッフの方々と向き合うと、言葉よりも先に「表情」がすべてを教えてくれます。

ガバナンスが効き、風通しの良い施設のスタッフは、本当にいい表情をされます。それはカメラを向けられた時だけ作る「営業スマイル」ではありません。同僚と目が合った瞬間の弛緩した表情や、利用者様に触れる時の慈しむような眼差し。これらは、日頃から「ここで働いていてよかった」という自己肯定感や、組織への信頼がなければ出てこないものです。

そして、ここが重要なのですが、「撮影がスムーズで、良い表情が撮れる施設」ほど、実際の経営状態も良好であるという事実です。

実際に後日お話を伺うと、そのような施設は:

  • 稼働率が高い(または安定している)

  • 離職率が低く、定着が良い

  • 現場の不祥事やトラブルが極めて少ない

という、経営者なら誰もが求める成果を手にされています。

逆に、撮影の段取りが滞り、スタッフの顔出しに消極的で、現場に「撮らされている感」が漂っている施設は、多くの場合、採用難や定着率の低さに悩まされています。

「撮影」という行為は、いわば施設の健康診断のようなものです。現場の空気感、リーダーシップ、スタッフの納得感。これらがすべて露呈してしまうのです。


4. 撮影は「採用支援」であり「組織開発」でもある

私が提供している撮影は、単にホームページを飾るための写真作りではありません。

撮影を通じて現場に一体感を作り、スタッフの皆さんに「自分たちは誇れる仕事をしているんだ」と再認識してもらう。そして、その輝きを切り取って、外部に発信する。

これは「採用支援」であると同時に、一種の「組織開発」でもあると考えています。

事実、昨日お邪魔したデイサービスもそうでした。

撮影の段取りが完璧で、スタッフ全員が同じ方向を向いている。当然、取れ高は凄まじいものになりました。1日の撮影で、200カットを超える上質な写真が大量に撮れたのです。

こうした施設は、写真という「武器」を手に入れたことで、さらに採用力を強め、良い人材が集まり、さらに経営状態が良くなる……という、最強のポジティブ・スパイラルに入っていきます。


5. 最後に:あなたの施設は「今」カメラを向けられますか?

もし今、あなたの施設に私がカメラを持って現れたら、スタッフの皆さんはどんな顔をされるでしょうか?

「ぜひ撮ってください!」と胸を張れる状態か、それとも「今はちょっと困る」と顔を伏せられてしまう状態か。

もし後者だと感じるなら、それは採用メディアの問題ではなく、「現場のガバナンス」や「目的の共有」という、経営の根幹に目を向けるべきサインかもしれません。

撮影のオーダーが殺到している今の状況は、介護経営者の方々が「本質的な情報発信」の重要性に気づき始めた証拠だと感じています。

私たちは、単に写真を撮るだけではありません。その写真が「最強の採用武器」になるよう、現場の空気作りから伴走します。

「選ばれる施設」には、必ず理由があります。

その理由を、一緒に形にしていきませんか。


(あとがき・お知らせ)

2月からは、さらにこの流れを加速させるべく、AI導入支援や新たなSNS戦略のサポートもスタートします。今の時代、Indeedや求人媒体だけに頼っていては生き残れません。Webマーケティング全体を俯瞰した、新しい介護経営の形をこれからも発信し続けていきます。


介護経営総合研究所 代表|五十嵐 太郎(Taro Igarashi)

介護業界唯一の「DX・AI・採用・経営」ワンストップ・シンクタンク

介護現場のデジタル化(DX)からAI導入、採用戦略の再構築、そして実務運営の改善まで。点ではなく「線」で経営をサポートする、日本で唯一の介護経営コンサルタントです。机上の空論ではなく、常に現場に寄り添い、結果にコミットする「実践型」の支援を展開しています。

💡 主な実績と「選ばれる理由」

圧倒的なスピード感と、他社には真似できない「具体的な成果」が私たちの強みです。

  • 採用コストの大幅削減: 年間で約2,000万円の採用費削減に成功。

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🎤 教育・啓蒙活動(セミナー・講演)

「AIが変える介護の新常識」「採用力の強化とWEBマーケティング」などをテーマに、様々なセミナーへ登壇。最新のテクノロジーと介護経営を融合させた知見を発信し続けています。

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  • 講演依頼: 現在、外部企業・団体様より月1回ペースで定期的にご依頼をいただいております。

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私たちは、単なるコンサルティング会社ではありません。有志を集めた勉強会を主宰し、常に最新の知見を学び、それを業界全体に共有・還元していく「学びのプラットフォーム」でもあります。

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