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2024.08.23
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介護事業者必読!介護職採用強化ブログVOL.33 介護業界のインスタグラム戦略:1事業所1アカウントの時代へ

はじめに:変わりゆく採用環境

介護業界において、人材確保は常に大きな課題です。しかし、近年の採用環境は急速に変化しています。従来の求人サイトや人材紹介会社を通じた採用方法では、コストが高騰し、効果が薄れつつあります。そんな中、新たな採用戦略として注目を集めているのが、ソーシャルメディア、特にInstagram(インスタグラム)の活用です。

インスタグラムの現状と可能性

インスタグラムは、もはや単なる写真共有アプリではありません。現在では、多くの人々が商品やサービスを選ぶ際の重要なツールとなっており、企業のPRや採用活動にも大きな影響を与えています。

– ユーザー数:約6,600万人(日本国内)
– 特徴:ビジュアル重視のプラットフォーム
– 利用傾向:若年層を中心に幅広い年齢層が利用

このような巨大なプラットフォームを効果的に活用することで、採用コストを大幅に削減できる可能性があります。特に、Indeedなどのジョブボードでのクリック単価高騰や、人材紹介会社の手数料上昇を考えると、インスタグラムを中心としたソーシャルメディア戦略は、コスト効率の高い採用手法となり得ます。

1事業所1アカウント戦略の重要性

介護業界において、「1事業所1アカウント」という新しいインスタグラム戦略が注目を集めています。この戦略の核心は、各事業所が独自のアカウントを持ち、そこから質の高い情報を継続的に発信することにあります。

この戦略には以下のようなメリットがあります:

1. 地域密着型の情報発信が可能
2. 各事業所の個性や特色を効果的にアピール
3. 求職者に対して、より具体的で魅力的な職場イメージを提供
4. 事業所ごとの採用活動の効率化

成功事例:全国展開する訪問看護事業

この戦略の有効性を示す好例として、全国展開する訪問看護事業者の取り組みがあります。この事業者では、ほぼ全ての事業所が独自のインスタグラムアカウントを開設し、質の高い投稿を継続的に行っています。

特筆すべき点:
– 採用担当者の背景:元女性誌編集者という経歴を活かした質の高い投稿
– 一貫性:全事業所で高水準のコンテンツ制作
– 継続性:定期的な投稿による engagement の維持

この事例は、1事業所1アカウント戦略が介護業界においても十分に機能することを示しています。各事業所の個性を活かしつつ、統一された質の高さを保つことで、ブランドイメージの向上と採用活動の効率化を同時に実現しています。

自社での実践:プロフェッショナルアプローチ

この成功事例に触発され、筆者自身が経営する訪問看護事業でもインスタグラムアカウントの開設を決定しました。その際、重要視したのがプロフェッショナルなアプローチです。

具体的な取り組み:
1. プロによるアカウント立ち上げ
2. 質の高い投稿コンテンツの制作
3. 動画コンテンツの積極的活用

このアプローチにより、短期間でのアカウント成長を目指します。プロの力を借りることで、アマチュアにありがちな試行錯誤を避け、効率的にアカウントを軌道に乗せることが可能となります。

まとめ:インスタグラム活用で採用戦略を変革

介護業界における採用活動は、大きな転換点を迎えています。インスタグラムを中心としたソーシャルメディア戦略、特に1事業所1アカウント戦略は、この変化に対応する有効な手段となり得ます。

この戦略の利点:
– コスト効率の高い採用活動の実現
– 事業所ごとの個性的なアピール
– 求職者との直接的なコミュニケーション
– ブランドイメージの向上

しかし、成功のカギは質の高い継続的な投稿にあります。プロフェッショナルな支援を受けながら、各事業所の特色を活かした情報発信を行うことで、採用活動の効率化とブランド価値の向上を同時に達成できるでしょう。

インスタグラムを活用した新しい採用戦略は、介護業界に新たな可能性をもたらします。1事業所1アカウントの時代に向けて、今こそ行動を起こすべき時なのです。

 

介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:採用コスト2,000万円削減、離職率5割削減、採用単価3万円で200人採用、人材紹介・人材派遣0
人材紹介会社費用の9割減、東京にて施設開設時に160人採用、利益率4倍、薬剤師応募を1時間で獲得、他多数。