先日、ポートメッセ名古屋で開催されたJapan IT Weekに足を運んでまいりました。会場に一歩踏み入れた瞬間から、AIがもたらす革新の波が押し寄せてくるのを肌で感じました。今回は、そこで目の当たりにした最新のAI技術と、それが採用・人事分野にもたらす変革について、ご紹介いたします。
AIが変える採用の未来
会場内を歩くと、至るところで「AI」という言葉が飛び交っていました。特に印象的だったのは、AIを活用したシステム、アプリケーションの数々です。
RPAが変える日常業務
特に注目を集めていたのが、RPA(Robotic Process Automation)の展示です。総務、管理部門の日常業務、例えば給与計算や勤怠管理などを、AIを搭載したロボットが自動で処理してくれるのです。しかも価格は99,000円/月で法人内の社員全員が活用可。業務の効率化+人件費削減の実現が可能となります。
あるRPA開発企業の担当者は熱く語ります。「関東地区の病院では、急速にRPA導入が進んでいます。医療事務部門の作業時間が大幅に削減された事例もありますよ」
この技術が普及すれば、事務部門はより戦略的な業務に時間を割くことができるようになるでしょう。従業員の育成やキャリア支援など、真に人間にしかできない仕事に注力できる未来が見えてきます。
未来を見据えて
Japan IT Weekを通じて、AIが採用・人事分野に革命をもたらしつつあることを肌で感じました。しかし同時に、質の低いシステムやサービスの導入は経営の足かせになる可能性も指摘されていました。
AIの導入は、単なる業務効率化ツールの導入ではありません。組織の未来を左右する重大な決断なのです。だからこそ、慎重に、しかし前向きに検討を進めていく必要があります。
AI革命の波に乗り遅れることなく、しかし安易な導入も避けながら、自社に最適なソリューションを見出していく。そんな戦略的な視点が、これからの採用・人事には求められているのだと強く感じました。
Japan IT Weekで感じた熱気は、まさに時代の転換点を象徴するものでした。AIが切り拓く採用・人事の未来に、今からワクワクが止まりません。皆さんも、ぜひこの革新の波に乗って、組織の未来を明るく照らしていってください!
介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:採用コスト2,000万円削減、離職率5割削減、採用単価3万円で200人採用、人材紹介・人材派遣0
人材紹介会社費用の9割減、東京にて施設開設時に160人採用、利益率4倍、薬剤師応募を1時間で獲得、他多数。