観光地で学ばせて頂きました!
今回は、岐阜県の「ちこり村」と「恵那の川上屋」の素晴らしいブランディングと顧客対応について簡単ではありますがご報告いたします。
1. ちこり村のブランディングに学ぶ
ちこり村での体験は、久しぶりの感動体験でした。ここでは、100人を超えるお客様をスムーズに、かつ心地よくコントロールするための工夫が随所に見られました。
またブランディングのプロによる空間作りにも感嘆しました。
4点のポイント
- 季節限定の大型会場の利用: 心地よい時間を過ごして頂くために、来客数を想定し別会場を設置。
- 整理券の発行と大型マイクによる誘導: 整理券を通じて入場者をコントロールし、誰にも聞こえるよう大型マイクでの案内が行われることで混乱を防ぎます。
マイクの音量が丁度よく、受付から離れた位置で待機する事ができました。 - スタッフの接客: スタッフは常に笑顔で、必要以上の会話・コメントを交えることで訪れた人々に心地よい体験を提供していました。
恐らく積極的な会話はマニュアルにあるのでは無いかと感じました。 - 健康食品の展示と商品ブランディング: レストランの横では健康食品が販売されており、どの食品も絶妙なポップ展示+一部の食品は試飲、試食が可能な状態になっていました。
その食品の強みを明確に1言で表現できている秀逸なコピーに心を打たれました。
この施設で売られている書籍を閲覧していたところ、ある事に気づきました。
恐らく「イエローハットのノウハウ」が経営に用いられているのでしょう。様々な対応の素晴らしさには理由があったのです。
2. 恵那の川上屋に学ぶ
次に、恵那の名店、川上屋に行きました。こちらもまた、膨大な数の客でにぎわっていました。
4点のポイント
- 地元の再興に貢献: 2代目社長のもと、地元のお菓子屋を再興し、素晴らしいモデルとして成立しています。
- 店内の工夫: 混雑していても、店内オペレーションの工夫により客がストレスを感じることなく、ゆっくりと商品を楽しめます。
- 接客とオペレーション: 接客は非常に丁寧で、店内オペレーションもスムーズです。これにより、お客様は快適に過ごすことができます。
- 食事とメニューの質: 喫茶店でのモンブランパフェは人生史上最高と感じるほど。広い席、豊富なメニュー、そして味に対する妥協のない姿勢に感動しました。
観光地でここまで感動した事は過去にはありませんでした。
「外に学びに出よ」という言葉と共に、これらの観光地から学んだ心地よい空間作りの大切さを、ビジネスにも活かしていくべきだと感じています。
連休を使って、単なる休息以上の価値を見出すことができるのですから、これほど素晴らしいことはありません。