ある上場企業の物語
このコラムでは、急速な成長を遂げた上場企業の成功の裏にある、学びの文化に焦点を当てています。それでは、その企業がどのようにしてこの地点に至ったのか、その核心に迫りましょう。
急激な発展の秘訣
ある大手企業の幹部社員に対して、「ここまで急激な発展を遂げたポイントを教えてください」と質問したところ、「社員で学習する会を発足してからです。学習する意欲の無い社員は絶対に参加させませんでした」との答えが返ってきました。この答えは、成長と進化の鍵が「学び」にあることを示しています。学ぶことへの意欲がなければ、個人も企業も発展することは難しいのです。
学ぶことの価値
多くの社員が読書をしない、または自ら学ぶことに対して意欲を示さない現実があります。しかし、この企業はそこにチャンスを見出したのではないでしょうか。学ばない人が多い社会では、学ぶこと自体が差別化要因となり得るのです。学ぶことへの意欲がある人は、それだけで大きなアドバンテージを持っています。そして、そのギャップはビジネスチャンスにも繋がるのです。
共に学ぶ喜び
個人での学習も重要ですが、共に学ぶことにはさらなる価値があります。受験勉強が一例ですが、仲間と共に励まし合うことで、より大きな成果を上げることができます。
「共に学ぶ」ことがキーワードになっています。
まとめ
この上場企業の物語から学べることは、成長と成功には学びへの意欲が不可欠であるということです。読書や自己啓発に対する興味がない人が多い中、学ぶことの重要性を理解し、それを推進する文化を持つ企業は、確実に競争優位性を持つことができます。そして、その過程で「共に学ぶ」ことの喜びを見出し、それを企業文化の一部とすることが、さらなる成長への鍵となります。この物語は、学び続けることの重要性と、それを通じて得られる無限の可能性を私たちに教えてくれます。
介護経営総合研究所ではチャットワークを通じた「共に学ぶ会」を設立予定です。学びたいという意欲がある介護事業者の方はお気軽にお声がけ下さい。
介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:採用コスト2,000万円削減、離職率5割削減、採用単価3万円で200人採用、人材紹介・人材派遣0
人材紹介会社費用の9割減、東京にて施設開設時に160人採用、利益率4倍、薬剤師応募を1時間で獲得、他多数。