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事例紹介

2023.10.25
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介護事業者必読!介護経営強化ブログVOL.24 経営困難な法人にありがちな風景①

はじめに

介護業界は、人材不足や物価高騰により、経営の難易度が高まっています。特に、赤字経営の特養が6割以上というデータは、多くの方々を驚かせています1。しかし、このような状況下でも、法人運営がうまくいっているところと、そうでないところが存在します。

過去に訪問させて頂いた施設や法人の中でも、うまくいく法人とうまくいかない法人、それぞれには明確な傾向がありました。
今回は、運営がうまくいかない法人にありがちな風景について、具体的に紹介していきたいと思います。


社長、理事長が社員の不満を話している

社長や理事長が、社員の不満や悪口を他者に話している場面を目の当たりにすることがあります。これは、経営者としてのマネジメント能力不足を示している可能性が高いです。
優秀な人材を採用する能力がない、または既に優秀な社員が退職してしまった結果、このような状況になっているのかもしれません。また、悪口を言われた社員にその話が伝わると、その社員のモチベーションの低下や退職を招くリスクも考えられます。


不満を思っていても言わない、顔に出さない

経営者は社員に対して不満や悩みを持っていても、表に出さないことが求められます。このような態度は、経営者としてのプロフェッショナルさやリーダーシップを示すものです。社長の不満は自らの自責として捉え、粛々と打ち手を打つべきです。
外部に対する発信としても「社員の努力や成果を常に評価し、感謝の気持ちを忘れない」というポジティブな内容にすべきです。


Footnotes

  1. 特養赤字経営の実態に関する記事

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介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:採用コスト2,000万円削減、離職率5割削減、採用単価3万円で200人採用、人材紹介・人材派遣0
人材紹介会社費用の9割減、利益率4倍他多数。