目次
稼働率を上げるために必要なこと: 採用伴走支援でのアプローチ
1. 稼働率低下の現状
2023年10月、多くの事業において稼働率の低下が目立ち始めています。この背景には様々な要因が存在すると考えられますが、稼働率向上のご依頼が増えてきたことからも、解決策の必要性が伝わってきます。
2. 稼働率向上のための具体的なステップ
2.1 コンセプトの明確化
事業のコンセプトを明確にし、ターゲット層に合わせた訴求が必要です。何を提供するのか、その特徴や強みは何かを理解しやすく伝えることが重要です。施設の強みは何でしょうか?リハ?食事?医療体制?スタッフ?立地?アクセス?
2.2 営業ツールの整備
強みや差別化ポイントは十分に伝わっているでしょうか?また、興味を引きつけるコンテンツの提供、写真の質、そして文字量のバランスを見直すことが求められます。
2.3 営業リストの整備と管理体制の確立
リスト管理は効果的な営業の基盤となります。週次での確認を行い、絶えず更新し続ける体制が重要です。
2.4 施設内の意識向上と情報共有
施設の社員全員が数字や目標に対する意識を共有し、日々の業務に反映させることが求められます。
2.5 営業の継続
持続的な営業活動は、稼働率向上の鍵となります。
3. 上がらない稼働率の原因と対策
継続性がない、アプローチのスピード感が遅い、意識の低さなど、稼働率が上がらない要因は多岐にわたります。しかし、あまりにもプレッシャーをかけすぎると、退職者が出るリスクも。特に、介護職の経験しかない相談員(営業担当者)には、心理学を用いた適切な指示やフィードバックが求められます。
4. 稼働率と経営の関連性
多死社会の現代、施設供給過剰エリアでは稼働率維持が経営の生命線となっています。赤字の特養比率が6割を超える現状は、事業としての継続が難しい状況を示しています。変化の激しい時代に、柔軟に対応しない施設は淘汰されるリスクが高まっています。
5. 弊社のサポート
採用伴走支援コンサルティング事業として、私たちはいつでも全力でサポートいたします。経営の難しさ、稼働率向上の方法など、何でもお気軽にご相談ください。
今回のコラムでは、稼働率向上のための具体的な方法や注意点、現状の課題などを詳しく解説しました。施設経営における成功の鍵は、適切な対策と継続的な取り組みにあります。弊社はそのサポートを全力で行いますので、どうぞご活用ください。
私たちの採用伴走支援コンサルティング事業を通して、組織の持続的な成長と変革をサポートしています。一緒に組織の未来を築いていきましょう。https://kaigo-keiei-labo.jp/contact/
介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:離職率5割削減、採用単価3万円、人材紹介・人材派遣0、人材紹介会社費用の9割減、利益率4倍等。